働きやすさと学びの両立。ワークライフバランスを土台に、未経験から専門家へと成長できる環境

INTRODUCTION

大学院で電子・光工学を専攻後、2021年にNTTコミュニケーションズ株式会社(現NTTドコモビジネス株式会社)へ新卒入社。入社1年目はエヌ・エフ・ラボラトリーズ(以下、NFLabs.)のセキュリティ研修を受講し、2022年より同社の情報セキュリティ部にて脆弱性診断業務に従事。2024年にNFLabs.へ異動し、教育ソリューション担当として研修講師を務める。2025年からはセキュリティソリューション担当として脆弱性診断やペネトレーションテストといった実案件を主導しつつ、講師業務も兼任している。

大学時代は週に30時間近くを卓球に捧げ、国公立大学の全国大会で団体戦優勝を経験。学業では光ファイバーを研究するなど、セキュリティとは全く無縁の学生生活を送っていた上山さん。

彼は今、NFLabs.で脆弱性診断などの実務と、セキュリティ人材を育成する研修講師を兼務し活躍しています。未経験からエキスパートへと成長を遂げた彼のキャリアパス、仕事のやりがい、そしてNFLabs.の環境について伺いました。

ワークライフバランス重視の就職活動。そこで出会った「セキュリティ」の面白さ

―学生時代はセキュリティ分野と接点がなかったそうですが、どのような経緯でこの道に進まれたのですか?

入社1年目にNFLabs.の研修を受けたのが、すべての始まりです。それまではITといえばソースコードを書くイメージしかありませんでしたが、研修科目にあったペネトレーションテストを体験し、その世界観に衝撃を受けました。システムの弱点を見つけ、自分の知見を武器に、まるでゲームのように攻略していく。そのプロセスに謎解きのような面白さを感じたんです。

正直に言うと、就職活動ではワークライフバランスを重視し、恩師がNTT研究所出身だったこともあってNTTグループを選びました。しかし、この研修でオフェンシブセキュリティの魅力に気づき、脆弱性診断士やペンテスターとして社会に貢献できるこの領域で、専門性を高めていきたいと強く思うようになりました。この新しい世界との出会いが、私のキャリア観を大きく変えたんです。

―NFLabs.へ異動した経緯についても教えてください。

研修での経験から「セキュリティに長く携わりたい」という思いが芽生え、特に脆弱性診断のようなオフェンシブセキュリティの領域を究めたいと考えるようになりました。

しかし、社会的に見てもオフェンシブセキュリティに深く関われる企業や部署は限られています。NFLabs.はその数少ない選択肢の一つでした。そんな中、当時の上長から「NFLabs.に行かないか」と声をかけていただいたんです。自分のキャリアプランを実現する上で絶好の機会だと考え、迷わず異動を決意しました。

日々の努力が実を結ぶ、脆弱性発見の達成感

―現在の業務で、特にやりがいを感じるのはどんな時ですか?

やはり、脆弱性を見つけ出した瞬間に最もやりがいを感じます。それは、脆弱性の見逃しがお客様の環境での重大なセキュリティインシデントに直結するからです。

脆弱性を見つけるその一瞬のために、世の中のペンテスターは日々膨大な時間を自己研鑽に費やしています。私自身も、始業前の2〜3時間と業務後に勉強を続けていますが、その努力が実を結び、お客様の安全に貢献できたと実感できる瞬間は、何物にも代えがたい達成感があります。

現在はTLPT(脅威ベースのペネトレーションテスト)のような高難易度の案件にも携わっており、通常業務の何倍もの技術レベルが求められます。常に学び続ける必要がある環境ですが、その拡張性もこの領域の大きな魅力だと感じています。

―上山さんは、研修講師も担当されていますが、実務との両立は大変ではないですか?

講師の仕事は、それ自体がとても楽しいんです。実務案件で得たばかりの最新の知見を研修コンテンツに反映させ、研修生に「面白い」と思ってもらえるように工夫を凝らすプロセスに、大きなやりがいを感じています。

昨年、コンテンツを大幅にアップデートした結果、研修生から以前より格段にレベルの高い質問が来るようになりました。自分の工夫で研修生の学びが深まったと実感できた時は、大きな達成感と喜びがありましたね。

また、誰が講師をしても質の高い研修を提供できるよう、研修コンテンツの改善にも引き続き力を入れています。自分の知見を社内勉強会で共有するなど、個人のスキルをチーム全体の力に変えていくことにも面白さを感じています。みんなで成長しようとする文化がNFLabs.には根付いていると思いますね。

若手の挑戦を後押しする、フラットで裁量の大きい文化

―お話を伺っていると、ご自身の成長と会社の文化が強く結びついているように感じます。上山さんにとって、NFLabs.はどのような環境ですか?

「みんなで一緒に頑張ろう」という雰囲気が会社全体にあるので、技術を高めたい人にとっては最高の環境だと思います。若手が多く、ベテランとも世代間の壁を感じません。経営層の方々とも気さくに話せるフラットさもNFLabs.の魅力ですね。

入社して間もない頃に、研修資料の大型アップデートを提案したことがありました。それでも上長は「やっていいよ」とすぐに背中を押してくれました。若手の意見でも、良い提案であれば裁量を与えて任せてもらえる文化が根付いていると感じます。

セキュリティ診断の業務も、営業提案からお客様への最終報告まで一気通貫で担当できます。会社からは「案件を自給自足できるようになってほしい」と期待されており、一人のエンジニアとしてだけでなく、事業を動かす当事者としての視点も養われています。自身の成長が会社の成長に直結しているという手応えを感じられる環境です。

―どのような人がNFLabs.で活躍できると思いますか?

まずはシンプルに「技術が好きで、常に学び続けたい人」です。私自身も新しい知識を得て成長していくプロセスそのものが面白くて勉強を続けています。その探究心が、ここでは何よりの武器になると思います。

もう一つは「裁量を持って積極的に仕事に取り組みたい人」。自分の意思で仕事を進め、事業を動かしていきたいという意欲のある人にとって、NFLabs.は最高の舞台になるはず。多様な視点から世の中のセキュリティレベルを高めたいという思いを持つ方と、ぜひ一緒に働きたいですね。

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